霊芝と動脈硬化
動脈硬化とは
動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞・・・どれも聞いたことのある病名ですが、それぞれがどんな病気か、説明できますか?簡単に言うと、これらは全て血管の病気です。私たちの体を縦横無尽に駆け巡っている血管ですが、悪玉コレステロールが増えるなどの様々な要因で血管壁が厚くなってくると、血流が弱くなり、内壁がはがれてつまり(血栓)、ほとんど流れなくなったり流れが止まってしまったりします。これが上に挙げたような病気の大まかな仕組みです。
さて、ここで出てきた「コレステロール」というキーワードですが、昨今、まるで全ての元凶は「コレステロール」のような言われ方をされ、総コレステロールが220を超えると、やれ大変だ、危険だ、と騒いでコレステロール低下剤を処方される、という恐ろしいことがまかり通っています。実際に、心筋梗塞を起こした人の80%が総コレステロール値220以下だったという調査結果もありますし、5万人について6年間の追跡調査を行った際にも、総コレステロール値が200~280までの人は健康長寿であったということが裏付けられています。
西洋医学のように、一時的に血管を広げたり血液凝固抑制剤などを使ったりすることは、何も根本的解決になりません。コレステロールひとつとっても、総コレステロールだけを見るのではなく、バランスを見ることが大切です。突然死を避けるためにも、日頃から、これらの病気を起こす原因をつくらないよう、心がけましょう。
霊芝VS動脈硬化
血管の病気は、漢方を始めとする代替療法が最も得意としている分野です。西洋医学と違い、根本的なところで血液をきれいにし、血管を柔らかくします。コレステロールに関して言えば、善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らし、血管内壁にできる「サビ」のようなものを防止。動脈硬化を促進する「活性酸素」を撃退し、交感神経の興奮を鎮静して血管を拡張する・・・など、その作用は多岐にわたり、多角的に血管の流れが良くなるように努めます。
薬によってコレステロールを下げすぎると、逆に死亡率が高くなってしまうというデータもあります。血圧の薬も同じですが、数値だけを下げても、何の解決にもなりませんし、途中で薬を止めるとリバウンドで数値が上がってしまうため、ずっと続けなければいけません。
運動をし、食生活にも気をつけ(血液を固めるビタミンKを多く含む、納豆やクロレラ、ほうれん草などは控えめに。水分は少し多めに)、更に代替療法を試みてください。何も自覚症状が無いときから予防を心がけるのがベストです。